OpenSeeFace
Webカメラベースのフェイストラッキング。基本的なBlendShape、頭の回転、頭の移動のセットをトラッキングします。フェイストラッキングの品質は、VSeeFaceの品質と同等です。
OpenSeeFaceは、VSeeFaceで使用されているフェイストラッキング技術であるため、VSeeFaceを使い慣れているユーザーにとっては、非常に馴染み深いものでしょう。
通常、フェイストラッキングにはより多くのBlendShapeをトラッキングし、トラッキング品質が高いMediaPipeを使用することをおすすめします。OpenSeeFaceは、主に何らかの理由でMediaPipeを使用できないユーザーのために提供されています。
設定
OpenSeeFaceはWarudoに組み込まれているため、追加のソフトウェアをインストールする必要はありません。
OpenSeeFaceトラッカーを起動すると、内部キャリブレーションに 10~15 秒かかります。この間、モデルの口と目が不規則に動くことがありますが、これは正常な動作です。
キャリブレーション
OpenSeeFace のトラッキングは次の方法で調整できます。
- [キャラクター] → [モーションキャプチャー] → [クイックキャリブレーション] → [キャリブレーションOpenSeeFace] をクリックする
- [OpenSeeFaceトラッカー] アセットで [キャリブレーション] をクリックする
キャリブレーション中は、まっすぐ前を向いて頭を動かさないでください。キャリブレーション後は、頭を自由に動かすことができます。
オプション
- 目のまばたきオフセット: モデルの目が完全に閉じていない場合は、値に 0.1 を追加して調整してください。そうでない場合は、値から 0.1 を引いてください。
- 目開き(EyeWideLeft/EyeWideRight)感度: モデルにARKit BlendShapeが存在 している必要があります。 この値を大きくすると、EyeWideLeft/EyeWideRight BlendShapeがトリガーされやすくなります。
- 眉毛の動きの感度: モデルにARKit BlendShapeが存在している必要があります。 この値を大きくすると、眉毛関連のBlendShapeがトリガーされやすくなります。
- 口の歪み(MouthLeft/MouthRight)感度: モデルにARKit BlendShapeが存在している必要があります。 この値を大きくすると、MouthLeft/MouthRight BlendShapeがトリガーされやすくなります。
- 口開き閾値: モデルの口が簡単に開きすぎる場合は、値に 0.1 を追加して調整してください。そうでない場合は、値から 0.1 を引いてください。
- 口開く(JawOpen)感度: この値を大きくすると、JawOpen BlendShape(または「A(あ)」VRMアニメーションクリップ)がトリガーされやすくなります。
- O口(MouthFunnel)感度: この値を大きくすると、MouthFunnel BlendShape(または「O(お)」VRMアニメーションクリップ)がトリガーされやすくなります。
- 口のスマイル(MouthSmileLeft/MouthSmileRight)感度: モデルにARKit BlendShapeが存在している必要があります。 この値を大きくすると、MouthSmileLeft/MouthSmileRight BlendShapeがトリガーされやすくなります。
- 身体の移動幅: 頭の動きに自動追従する身体の動きの強度を調整します。
よくある質問
よくある質問については、「概要」と「フェイストラッキングのカスタマイズ」を参照してください。
OpenSeeFaceを使用すると空のコンソールウィンドウがポップアップし続け、トラッキングが機能しません
これはWindowsのバグが原因です。修正するには、スタートメニューで [Terminal] を検索して開きます。下矢印アイコンをクリックして、[設定] を選択します。[既定のターミナルアプリケーション] として [Windowsターミナル] を選択し、[保存] をクリックします。その後、Warudoを再起動します。